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サリンジャーに心を込めて

2010年10月29日 17:38

今日で大切な人が死去してから9ヶ月

この9ヶ月の間に私の人生が大きく変わった

大切な命が増え、守りたい物が生まれ、それでもあなたに教わった多くの事は決して忘れない

自由に生きる事は難しくても、私なりに自由な生き方を模索して答えが出た時

雨の降る日にあなたのお墓に傘を差しに行きます

雨が止むまで笑い話でもしながら







結婚し子供も出来た今、何一つ変わった心は無い

それもどうなのかと思うけどね…(笑)

唯一変わったとするならば高貴な死を選択したいとは思わなくなった

卑小であっても生きることを選び、大きな物を背負いながらもがいて生きようと思うようになった

一冊の本から一人の人間に辿り着き、その人間が織り成す物語を栄養剤として生きてきたのが私

何物にも変えられない、どれだけの感謝を伝えても伝えきれない

どれだけ言いたい事があっても伝えることは叶わないけど

それは生きることで伝えたいと思う

だけど、どうしても悲しみにが拭えない、彼が残した作品と心は生きているのに

悲しくて心にポッカリ空いた穴が埋まらない

弱っちくて何かに縋らないと生きることが出来ない小さな人間なんだと痛感する

強くならねば





これは死去してから1ヶ月後に私的な日記に書いた物


『世界で最も愛してる作家が死去した…

インチキな世の中で必死にもがき
魂を込めて訴え続けたホールデン

インチキな世界を愛し悲み
バナナフィッシュを捕まえようとしたシーモア

グラース家の子供達もテディも
彼が産み出した作品に登場する人達の全てが魅力に満ちていて
生きた人のように苦しを抱え悲しみ
世界を人を愛していた

この作品が好きなんてなかった
サリンジャーを愛していた
全ての作品から彼の心を感じ魅了された

だから悲しかった
今の世界が彼の、私の望む世界ではないけれど
希望と愛はあったからこそに
言葉では言い様のないクソったれな想いを抱いたまま
彼は死んだのかな?と…
私に彼の想いは継げないから願うしかない

せめて
天国なんてものがあるなら
来世なんてものがあるなら
クソったれな神様が居たり、インチキな世界ではないようにと

でもきっとサリンジャー、貴方なら
どんなインチキな世界でも愛して闘うんでしょうね
どんなクソったれな神様が居ても中指突き立ててクソ野郎と罵るんでしょうね

そんな貴方が大好きです。

Thank you so much.
I will keep fighting without forgetting the desire and the mind gotten from you.
From Crazy guy,
To Jerome David Salinger,



1月29日にサリンジャーが死去し
今までの約1ヶ月間、色々な想いが交錯して
涙の止まらない日々でした。
会った事もない人に対して、これ程までに悲痛な思いを抱くとは考えても居ませんでした…
それだけ私の中で大きな存在であり
支えでもあったのだと痛感しました。
そして改めて本の素晴らしさを実感しました。
今までに何万冊と本を読み、これからも読んで行く事でしょう
けれども、今抱いてる様な気持になるのはサリンジャーをおいて今後ない気もします。
もしも有ったとするならば、それはそれで素晴らしい事なんだと思いますが
私の中でのサリンジャーを超える作家は今日の世界に存在しません。

心からありがとう。
ご冥福をお祈りします。なんて言ったらホールデンにインチキだ!
って言われてしまいそうなので…(笑)

どうかインチキの無い世界で安らかに
貴方のお墓の上に花なんて起きません
雨の振る日にそっと傘を差しに行くかも分かりませんが。』




この時の気持ちは一生変わらない

だけど今だから分かることがある

サリンジャーはクソったれな想いを抱いたまま死んだのではない

晩年を過ごしたコーニッシュで、思うように生きて思うように死ぬことが出来たのだと、今なら何となく分かる

私を含めてサリンジャーを愛している人がいる限り、多分彼は思うように死ぬことが出来たのだと

勿論根拠は無い…何となくね


一生青春って言ったら子供と笑われるかも知れないけど

子供心と好奇心を忘れ、間違いを間違いと言えなくなったら、人生最後だと思ってるからね

やりたいならやればいい、行きたいなら行けばいい、その中で正しさと間違いを見つけて、自分の中で定義しなければ本当の間違いには気がつけない気がするからね

正義と悪の定義が無いように、正しさと間違いの定義も存在しない世の中なのだから


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